何してんの?年金の積立金運用とは

2016年01月28日

今回は年金の積立金の運用について説明しようと思います。
厚生労働省で年金積立金運用について説明をしています。
厚生年金、国民年金の積立金運用
年金積立金が運用されている事に驚いた方が多いのではないでしょうか。

運用している機関は
「年金積立金管理運用独立行政法人」(通称GPIF)です。

年金の積立金を使って株式・債権で運用して儲かれば我々の年金の資金は増えます。
ミスをすれば減ります。

厚生労働省の言い分を要約すると、
少子高齢化で年金運用が厳しい。

今ある年金積立金を運用して増やそう。

今のところプラスですよ!
というわけです。
さて、運用資金の額ですが、 驚くこと無かれ

約146兆円!


ちなみにアメリカは約36兆円、カナダは約25兆円、
ノルウェーは約104兆円です。

運用開始してから平均で+3.32%の収益を上げています。

最近の運用状況はどうなのかを見てみましょう。
下の図は最新版のグラフです。(GPIFから引用)
サンプル
現在、平成26年度から比べて約5兆円のマイナスです。


実はこの公的年金運用制度には問題があります。

これをご覧ください。
サンプル
外国株式が25%もあることです。
「リスクの分散」という名目だそうですが、年金積立金運用を外国株式に投資はいかがなものかと思います。
長期で安定的に運用するべきである年金資金を 短期で値動きが激しい株式で運用するのは疑問があります。

まだ確定では無いですが、GPIFが直接株式投資出来る法案が作られているそうです。
現在は厚労省の目の見える範囲にGPIFがいますが、この法案が通ればGPIFがどこに投資 するのかが把握出来なくなると思われます。これは注視すべきです。


GPIFは否定していますが、株価対策や経済対策に年金資金を使われる懸念がありますね。



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